ばね指の治療と特許の勉強の共通点!?

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相変わらず、指は曲げると痛みが出ます。先月医師からは8月と10月に注射をしたので、続けて注射を打つと「腱が弱くなるからダメ」と言われ、どんなに痛くても次に注射ができるのは半年後と言われました。痛みがひどい場合は手術になります。手は腱が大変複雑であると聞いているので、今のところ手術は考えていません。

幸い、今は仕事をしていないので、指の負担は少ないですが、このまま時間が経っても良くはならないと思います。ばね指についての情報をネットで調べていたら、偶然、ある接骨院を見つけました。

その接骨院は腱のエコー検査をし、腱の状態を診て治療をします。つまり、整形外科ではやらないことをやっているのです。

肝心な腱がどうなっているか、そこを診て治療することは道理にかなっています。おまけにこの接骨院はテレビや週刊誌にも紹介されたことがあるとの事で、何もしないよりはできるだけのことをやった方がいいと思い、ダメモトで行ってきました。(完全予約制です)

【整形外科の診察】

1)レントゲンを撮り、骨に異常がないか確認。

2)症状により超音波治療、良くならない場合は注射⇒手術となります。

腱をエコーで診ることはしません。そこまではできないという事も分からないわけではありません。

【接骨院での診察・治療】

痛い部位を一度に治療することはできないので、一番ひどい部位から治療をして、他の部位も診ていくやり方です。重くて痛みがあるのは左中指ですが、右親指も痛みがあり、負担が一番大きいので、右親指から始めることにしました。

1)右親指(つけ根)のエコー検査。その次に(痛くない)左親指つけ根のエコー検査で比較。

2)左右比べると、右の腱は素人でも損傷していることが明らか。

3)患部に超音波をあて、右親指の固定バンドを作りに入りました。

← 曲げやすいように切れ目が入っています。

【診察結果】

腱の損傷を1~3段階に分けると、1(炎症)~2(腱が切れる)までの間だそうです。

確かに仕事で、指で重いものも持ち、無理をしていました。指が大丈夫かなと思うこともしばしばありました。今思えば、心当たりがたくさんあります。

さて、治療方法ですが、


●固定バンドは風呂、手洗い以外は付けること。
●就寝中も付ける。炊事はゴム手袋をつけること。
●ストレッチとマッサージはしてはいけない。(ネット情報と正反対です)

2回目は3週間後です。痛みが出たり、心配なことがあったら、遠慮せずに電話をしてほしい、無料で別の人間が診察するとの事。(もちろん、そのときは無料)

要するに、指の腱に負担をかけないように固定バンドをつけ、指を使わない(曲げない)方法です。

腱鞘炎、ばね指は腱の炎症、損傷なのに、病院では腱の状態を診ることはしません。そこに気付き、損傷した腱に負担をかけないように固定し、簡単に言えば「使わない」という方法です。納得できます。

【手術について】

「腱は複雑、手術は損傷した腱を治すわけではないので、あまり意味がない。実際手術をしても変わらないこともある。手術は基本的にしない方がいい。」との事でした。

診察、治療は医師ではなく、柔道整復師です。鍼灸師からも腱は複雑と聞いているし、複雑な部位なので、手術に関しては私も積極的にはなれません。治療方法には納得できるし、あとで後悔しないようにできるだけのことはやろうと思いました。

特許翻訳の勉強と共通点 !?

さて、この治療方法で、改めて気づいたことがあります。特許翻訳の勉強と共通点があることです。(あくまでも私個人の見解ですが・・・)

それは、この接骨院はレントゲンでは分からない、腱の損傷状況を敢えて調べている点です。病院がやらない、一番肝心な腱の損傷状態を調べ、その損傷を治すにはどうしたらいいかということに着目しています。

これは特許翻訳はどんなに語学力が高くても、国語力(読解力)なく、また物理、化学の基礎ができていなければ、訳せないことと同じです。そしてここに気付く人が少ないという点は、腱の状態を診ないという点と似ていると思いました。

ばね指とは付き合いが長くなりそうです。一段落したら、ばね指で悩んでいる方にお役に立てる詳しい情報を書きたいと思います。

この接骨院に行ったから言えることなのですが、勉強するために仕事を辞めたものの、勉強ができなくても指を休ませることを優先にしてよかったと思いました。指の負担を少なくでき、またこの間に大量のビデオを視聴したおかげで、検索スキルが上がり、この接骨院を見つけることができました。

更に、今では「これだ!」と思う情報がほぼ入手できるようになり、勉強にも生かすことができています。勉強が遅れて先に進んでいない分、得した気分です。ムダってないなと思います。

今回、退職後に労災申請をして、先週労働基準局で聞き取りがありました。労災が通るかは別にして、知らないと損することがたくさんあります。退職後に労災申請ができるという情報は職安で初めて聞いたのですが、さらにネットからも情報を得ることができました。

それも大量のビデオセミナーを視聴して、検索スキルが上がったおかげです。労災申請に関しても一段落しましたら、記事を書こうと思います。

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〔進捗〕

第2領域

物理 ~TP0012

 第2講(作用、反作用の法則、重心・・・)、テキストに書いていないこと、特許翻訳の図面を読み解くために詳しく説明されています。どのように応用していくか、その考え方、自分では気付かない、思いつかないこと、勉強のヒントも漏らさず書き留め、ビデオで触れていなくても、いつか何かの参考になりそうな画像は印刷して切り貼りしています。時間は予定の何倍もかかりますが、焦らず丁寧にやっています。

物理は始めたばかりですが、生活に密着していておもしろいです。知らないと損です。