国語力の大切さ

Pezibear / Pixabay




Contents

明細書から

物理の「作用・反作用の法則」から、この「反作用」という言葉が実際日本語の明細書の中でどのように使われているかということをビデオで挙げられていました。

明細書は、日本人が書く日本語でも、言葉が正確に使われていないこともあるということを知りました。この(言葉が正確に使われていない)日本語の明細書を見て、今まで管理人さんがおっしゃっていた化学と物理の基礎の大切さ、文脈を理解するという真意が初めて分かりました。

中学生の国語力の現状・・・新井紀子さん

AI VS 教科書が読めない子供たち」の著者新井紀子さんがNHKのあさいちで取り上げられていたので録画し、あとで見ました。この本は読んだことがありますが、テレビを見て「ここまでひどいの?」と驚いてしまいました。

中学生に 「この文の意味は同じか、違うか」 (能動態、受動態の短い文)と問題を出したところ、正答率は約半分でした。(難しい文でも、ひっかけ問題でもありません)

その短文の意味が分からないということは、本当に教科書が読めないと思います。読めないばかりか、会話をしても日本語が正しく通じていないこともあり得ると思います。外国で日本語を勉強している外国人の方が日本語力が高いと思います。

AI通訳機の精度

引き続き番組で、AI通訳機の精度を観光客相手に実験をしました。見事でした! 今後、通訳やガイドは要らないというのが率直な感想です。しかし、AI通訳機も弱点はあります。それは文脈が理解できず、意味の分からない訳になってしまうことです。言葉をそのまま訳してしまうので、そこはまだまだハードルが高く、機械には難しいことだと思います。

AI通訳機の精度はすばらしいですが、まだ文脈を読み取ることはできません。また日本語を読み取れない中学生が約半数いるということは、大げさに言えば大人の半分も日本語を理解していないと言えるかもしれません。これからは「国語力が勝負になる」という意味が納得できます。大人も例外ではありません。

改めて、国語力の大切さを思い知らされた瞬間でもあり、自分はどのようにして国語力をアップさせていくかということを、今までとは異なる角度から考える良いきっかけになりました。

**********

物理 TP0009まで

第2領域