外国語のヒアリングは、自分が知らない言葉は聞き取れないと言いますが、母語でも全く同じことが言えます。
化学でテキストには載っていない画像を取り上げての説明があるときは、どうしてここにこの画像を取り上げたのかが分かるように、その説明が必要だと思うときは、その画像をいつでも読み解けるように、説明を知子に入れ印刷して貼っています。
繋がっている化学反応式などは、どの部分の二重結合か、該当する箇所に番号を振ったり、その範囲を囲ったりします。→「ここ」とはどこを指しているか。
この作業は一見簡単ですぐに終わるように思えますが、実際やってみると、想定外に値する時間がかかります。聞いているときは何の問題がなくても「文字で表す」という作業に入ると意外とできないのです。たった1行でも何度も確認をする有様です。
「説明を一回で聞き落としがなく、正確に入力する」ことは、なかなかできません。
おもしろい発見がありました。分かりきっている日本語は問題なく入力できますが、自分が知らない化学用語やあやふやの部分の説明に遭遇すると100%手が止まります。つまり書き取れないのです。聞いているだけだったら、絶対に分かったつもりになっていて気付きません。
実際、自分が知らない化学用語は何回も聴き直しますし、漢字の確認もします。漢字も変換する前に予測はしますが、実際調べてみると全然違うこともあります。だから、初めて聞く化学用語は必ず漢字の確認をしています。
「聞き落とし」や「分かっているつもりになっている」ことがいかに多いかということです。書き取っているからこそ、気付くことですね。
説明を聞いているだけだったら、記憶の片隅にも残らなかったと思います。その一瞬は頭の中に入っても、頭の中にインプットされることはなかったと思います。時間はかかりますが、大切な説明を画像と照らし合わせて、ノートにまとめていることは大切な種まきになっていると思います。
たった20分間をまとめるだけでも何時間もかかります。まとめ終わると、「この数ページのために今日も何時間費やしたのだろう・・・」とため息が出てしまいますが、ただ聴いてビデオを消化させても、私の場合は将来につながるものは一つもなかったと思います。結局はその聞いていた時間はムダになっていました。テキストに挙げられていない部分の整理は時間がかかっても、次につなげるためにやっています。
現在、時間はかかっていますが、復習と2周目以降はトントンと、次のステップにつながる勉強ができると思います。(ここはとても意識して取り組んでいます) 特にテキストに載っていない説明が今後につながると思います。コツコツと積み重ねれば、数年後には納得できる基礎の土台ができあがっているのではないかと思います。そのときを楽しみにして日々やっています。
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進捗
化学 TC0046 途中
第2領域