高校時代、全く勉強をしなかった私には「周期表」を勉強することはとてもハードルが高く、理解できるだろうかと不安でした。
化学のドレミファ2巻に入りますと、共有結合、イオン結合の話に入っていきます。そうしますと自然に「周期表」が出てきます。イオン結合をまとめたところで、周期表のまとめに入りました。
化学のドレミファの理解を深めるのに大変役立ったのはDanDanさんの「DanDanの翻訳道」で紹介されていました化学図録、化学総合資料、物理図録です。中学の化学に物足りない中学生や高校の勉強を最初からやりたい方は化学のドレミファとこの図録を合わせて勉強をされてもいいのではないかと思います。
図録は一つ一つの元素が私たちの生活にどのように使われているかを写真を使って、分かりやすく簡潔に説明しています。化学のイメージがガラッと変わります。化学からいろいろな分野の道に進むことができるんだと、中学生や高校生にはぜひ手にとっていただきたい書籍です。
化学のドレミファとは別に「周期表 元素の性質」ノートを作りました。周期表を縮小コピーして色分けして整理していくと、化学の神秘さと言いますか、魅力にはまってしまいます。元素の覚え方の語呂合わせも記入しました。
さて、勉強机の周りには光触媒のミニ観葉植物を置いてあります。化学図録を見ていましたら、158頁にチタンが載っていて、そこに「光触媒」についても書いてありました。光触媒が示す特徴の一つに強い酸化力があります。この強い酸化力が空気を清浄してくれます。メガネも、軽くて強くて金属アレルギーを起こしにくいというチタンの性質が利用されています。新しく作ったメガネは、チタンで大変軽くて使いやすいです。生活に密着しているので、図録を見ていると化学のイメージが吹っ飛びます!
分からない言葉はPCで検索して調べるのもいいですが、図録の後ろに索引がありますので、これを利用します。図録の索引の方がすぐに見つけられますし、その説明は中高生にも分かりやすい簡潔な説明ですので、これを使わないわけにはいきません。
化学のドレミファは、登場人物の身近な生活から上手に話が展開されています。高校で習う化学も含まれているので、すんなりと読み進めることができないところもありますが、この図録をお供にして読み進めていくと、化学の魅力にはまるのではないかと思います。