最低時給「30円以上引き上げ」へ




朝、サッとネットニュースに目を通すと「最低賃金30円以上引き上げへ」という見出しがありました。これではIT化があらゆる分野で更に前倒しで導入され、結局はリストラされる人員が増えることを意味すると思います。

職場のレジも一部を操作を除いて、今年の1月からセルフレジ導入の予定でしたが、トラブルがあり延期しています。レジの仕事がなくなるのは、私にとっては貴重な情報源をなくすことを意味しますので、してほしくないのが本音ですが、こればかりは仕方がありません。

今、読書に専念しているのも、レジで感じることがあったからです。キャッチできることが大幅に減るので、逆に今まで以上に情報を入手できるよう、そこはまた工夫しようと思います。

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さて、このレジから今何を感じているかと言いますと、3月頃から、日々、皆、財布の紐の締め方が半端ではないということです。ポイントカードにチャージ機能が付いていて、利用すると更にポイント増えるので、昨年までは利用する方が多くいました。それが3月頃からピタリといなくなり、今は利用する人はほとんどいません。利用するとしてもポイント稼ぎで入れ、残すことは一切しません。最低単位でチャージし、残りは現金で支払う方が多いです。とにかく100円、200円でも現金を手元に置くというスタンスです。あるいはポイントが付くキャッシュレスです。

給与日後はとにかく洗剤、紙類がよく売れます。それから健康食品です。それも3月以降、月ごとにこの傾向が顕著に現われています。なぜか、お店の価格は物価高の影響が反映されていないので、とにかく安く、隣接しているスーパーも安いですが、更に安いので、皆さん、大量に買っていきます。

あとは介護用品、特におむつを大量に買う中高年の方が増えています。介護食のレトルトも売れます。健康な人でも中高年になると、入れ歯洗浄剤を買っていきます。(歯のメンテナンスをしていないとツケは必ずきます)

これは気付いたことの一部の一部ですが、これだけで日本国民のほとんどの経済・生活状況がよく分かります。

 

石油、電気、ガス・・・が上がれば、生産コストももちろん上がります。多くの企業は値上げしても企業努力して痛い思いをしているはずです。そこで最低時給を上げるとなったら、企業は仕事を全自動化させるに決まっています。こちらにお金をかけていきます。人間を使った方がまだ人件費が安いからという理由で、導入していないと数年前に聞きましたが、これを契機に前倒しして導入、理由をつけてリストラ、特に正社員の給与は一律下げをすると思います。正規と非正規の給与の差はなくなっていくと思います。

こういうこともレジから読み取れます。セルフレジ導入はわたしにとっては残念なことです。