我妻先生式で化学のドレミファを読む

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先週から我妻先生方式で化学のドレミファを読み始めました。

1~5、1~10、1~15というやり方ですので、時間はかなりかかります。化学のドレミファを我妻先生式で読んでいいものか悩みましたが、1巻は我妻先生式でやることにしました。

結論から申し上げますと、我妻先生式で読んでよかったと思います。

なぜかと言いますと、まず記憶を定着させるために有効な方法だったからです。それから、不思議なことに毎日読んでいることなのに、昨日まではあまり気にならなかった言葉が今日はなぜかズシッときたり、また翌日になると、別の言葉がズシッときて、一回目も精読していたはずなのですが、でこぼこしていた部分を2回、3回・・・で平らにしてくれたように思います。それと何と言っても、いくら精読しても、やはり一日経つと忘れているので、毎日読み返すことができたことは大変よかったと思います。

しかし、2回目、3回目になりますと、読むだけでは物足りなくなり、理解できなくて寝かしておいた部分がどうも引っ掛かり、ノートにまとめることにしました。同時に知っていることでも岡野の化学につながることや自分が知らなかった説明の切口は書き留めることにしました。ということで、4回目あたりからは自然にノートづくりを始めていました。

さて、私が一番引っかかって時間をとってしまったのが、0.1がどうして10の-1乗になるのかということでした。自分なりに計算はしたものの、納得できませんでした。気になって仕方がないので、検索してみました。数学Ⅱで習う指数関数と対数関数なんですね。例と公式が出ていたので、計算すると納得。またドレミファには他にも化学反応式などの練習問題もあるので、復習も兼ねてすべて実際に解いてみました。しっくりいかなかった箇所の問題点は分かっていますので、計算式も履歴を残して、現地点(中学生レベル)での解き方を残し、岡野の化学に入ってからこの原因がすぐにに分かるようにしました。ですから、ノートの右ページはあとから説明や図を書き入れることができるよう、何も書いていません。ドレミファは分かりやすいですが、内容は高度だなと思います。だからこそ、我妻先生方式で読んで、現在自分がどこまでわかっているかを洗い出しして、岡野の化学に入っていきたいと思いました。

正直、ドレミファでこんなにエネルギーを使うとは思いませんでした。岡野の化学に入る前の軽いウオーミングアップの書籍だと思っていましたので・・・。でも結論から申しあげますと、我妻先生式で読み、ノートにまとめたのは大正解でした。

それから、まだ1巻ですが、今まで知らなかった化学の面白さを知ることができ、高校時代勉強をしなかったことは本当に大損でした。例えば反応式から、原子量や分子量を使って、その化学反応に関係する物質の量を計算することができることです。何百トン、何千トンという原料を使い、製品を作る化学工場でもです。応用の仕方で、いろいろなことができるので、「知らない」ことはやはり損です。

仕事の影響で、両手に痛みがあります。右手はテニス肘でペットボトルを持つのもつらいです。久しぶりの整形外科通院となりましたが、ここで面白いことを発見しました。テニス肘は超音波で治療をしています。ジェルを使って超音波を細胞に通しています。また肩の筋肉の炎症は低周波の電気治療です。今までの私だったら「ふぅ~ん」で終わっていましたが、これって化学と関係していますよね。先生が肩の炎症を説明してくれたとき、模型を使って説明して下さいましたが、この模型も今は3Dプリンターで作れますよね・・・。整形外科の治療機器もこれからどんどん開発されていくでしょうし、化学と物理とは切っても切れない関係なんですよね!

化学とか物理は生活と関連していなくて(どのように結びついているか分からず)おもしろみを感じない分野でしたが、受講を始めてから完全に変わりました。周りを見渡せば、生活に関連していておもしろいことばかりです。

化学も物理も楽しんで勉強ができそうです。