満員電車で味わった物理のおもしろさ

物理の散歩道(岩波書店)の第一部の「つめこむ」で満員電車の人の流れを例に出して説明がされています。

大豆を人間に見立て、満員電車での人の流れを模型で表しています。(写真で分かりやすく説明がされています)ホームでの待ち位置が電車に乗った後にどう関係するか、電車の中でどこに立っている人が流れに巻き込まれないか、時間とともにどうなるかが大豆の流れで分かります。これって「物理」なんだと初めて知った私でした。

4月という新年度、また雨が朝から降ったこともあり、先日の通勤電車は都心とは逆方向なのに人がいっぱいで押し込んで押し込んでやっと乗れるという状態でした。

しかし、この本を読んでいた私はどんなに混んでいても巻き込まれない特等席があることを自信を持って知っていました!(まさかこれも物理と関係しているとは思いもしませんでした)そして、運よくその場所に立つことができたおかげで、途中停車駅の人の流れにも巻き込まれず降りるまで快適に乗ることができました。しかも、ゆとりのある特等席でしたので、模型の動きを思い出しながら人の流れを見ていました。模型の動きと一致するため、大変面白かったです。

中学で物理を習ったとき、一度も面白いとは思いませんでした。化学、生物などは小さい頃は外で遊び回っていましたので、勉強すると謎が解け面白くて大好きでしたが、物理だけはどうしても生活に関連性が見つからず、公式にあてはめて計算すれば解けるという位置づけでしかなく、物理を習う意味が全く分かりませんでした。しかし、満員電車の説明で物理は生活と関係していることを知り、今そのおもしろさを初めて味わうことができました。

また第一部の「つめこむ」の「四」では「充填」について説明がされています。(図解あり) 先日、新人薬剤師さんから「調剤(処方箋)は化学が関係していて、物理は製薬に関係しているよ」と聞きました。その話を聞いたとき、この「充填」を思い出し、改めて物理って身近なところで関係しているんだと思いました。(錠剤の製造方法)

講座の物理(1)で最初に公式の説明があり、グラフで公式の説明がされていました。全く初めての切口で大変おもしろかったです。

中学で習った化学式は塾の先生が水素、酸素、確かあと2つの元素をプラスの手〇本、マイナスの手〇本を持っていると表にまとめて教えてくれました。酸素は手が2本、水素は手が1本だから、水素と酸素がくっつくときは水素は手が2つ必要だよと、だから「H2O」になるんだよと中学生に分かる説明でした。ですから、化学反応式に関してはこの表だけを押さえていれば丸暗記する必要はなく、式も矢印の左側と右側でそれぞれの数が一致していればいいのですから、おもしろくて仕方がなかったのを覚えています。

つくづく切口や教え方って大切だと思いました。そして高校で躓いて嫌いになるよりも、大変ですが面白さを感じて、ゼロから今勉強を始める方がよかったのではないかと思います。

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